〜痛みと不安に寄り添い、動ける日常を取り戻すために〜
骨折・捻挫・関節疾患・スポーツ外傷など、
“動けない”や“痛い”に向き合うのが整形外科。
ただ処置をこなすだけでなく、
患者さんの未来の動きを支えるのが
整形外科ナースの大切な役目。
整形分野で活躍するナースに必要な力ランニング
🏅 第5位:観察力とアセスメント力
整形外科では、見逃さない力が重要です。
- 腫脹の変化
- 皮下出血の広がり
- 神経症状(しびれ・麻痺)
- 疼痛の増悪
- ギプス圧迫サイン(コンパートメント症候群の前兆)
小さなサインを拾い、早期対応につなげる力が
患者さんの回復につながります。
🎖 第4位:処置・装具に関する技術知識
整形外科ならではの技術領域です。
- 創部管理
- ギプス・シーネ・ブレースの基本
- 内固定/外固定患者の看護
- 再診時の経過チェック
- 転倒・再受傷予防の支援
装具の付け方ひとつで
痛みや回復スピードは変わります。
“なぜこの固定が必要か”を理解し、丁寧に対応する力が大切です。
🥉 第3位:ADL(日常動作)への視点
整形外科は“生活を取り戻す医療”。
患者さんはこう思っています:
「明日から仕事に行けるかな?」
「家の階段は大丈夫?」
「子どもと抱っこできる?」
そのためナースは、
動作と生活への支援視点が欠かせません。
- 立ち上がり・歩行の安全確保
- 介助方法の指導
- 日常生活に合わせたアドバイス
“動けるから大丈夫”ではなく
安全に戻れるかへ目を向ける力です。
🥈 第2位:痛みの理解とコントロール
整形外科=痛みとの向き合い方が成果を左右します。
- 疼痛評価(NRSなど)
- 内服や処置のタイミング調整
- 氷・固定・ポジショニング
- 動かして良い範囲の説明
- 不安による痛み増悪の理解
痛みが和らぐだけで、
患者さんの表情は変わります。
“その人の痛み”に寄り添う姿勢が重要です。
🥇 第1位:寄り添い、励ますコミュニケーション力
整形外科で最も必要なのは、
「治るまで支える」気持ち
- 「治るから一緒に頑張りましょうね」
- 「無理しないのも治療の一部ですよ」
- 「今日はここまでできましたね」
患者さんは、
痛みと不安の中で戦っています。
だからこそ、
言葉が回復を後押しする。
整形外科ナースは“心のリハビリ”も担う存在です。
🌱 まとめ
整形外科ナースに必要なのは、
| 順位 | スキル |
|---|---|
| 1位 | 寄り添い励ますコミュニケーション力 |
| 2位 | 痛みの理解とコントロール |
| 3位 | ADL・生活動作の視点 |
| 4位 | 装具・処置の技術知識 |
| 5位 | 観察力とアセスメント力 |
整形外科は
「昨日より動ける人生」に寄り添う看護。
患者さんと一緒に、
少しずつ前へ進む医療です。


