――「私にできるかな?」から始まった、あるスタッフの話
医療事務として働く前、
正直に言えば、不安の方がずっと大きかったと思います。
「医療の知識なんて全然ないし」
「整形外科って、なんだか専門的で難しそう」
それでも応募したのは、
“人の役に立つ仕事がしたい”という気持ちが、
少しだけ不安を上回ったからでした。
最初の仕事は、思っていたよりずっとシンプルだった
入職して最初に任されたのは、
受付の横でのサポート業務や、院内の備品確認でした。
包帯やテーピング用品の場所を覚えたり、
先輩に言われたことをメモしたり。
専門用語が飛び交う中で、最初は戸惑うこともありました。
でも先輩たちは、
「最初は分からなくて当たり前だからね」
と、何度でも同じことを教えてくれました。
“できないこと”よりも、“覚えようとしている姿勢”を見てくれる
そんな職場だと感じたのを、今でも覚えています。
受付に立つようになって、仕事の意味が変わった
少し慣れてくると、受付対応も任されるようになりました。
患者さんに挨拶をし、保険証をお預かりし、順番をご案内する。
ある日、足を引きずりながら来院されたご高齢の患者さんに、
「今日は痛みが強いんですね。こちらでお掛けください」
と声をかけたところ、
「ありがとう、助かるよ」と笑顔で言われました。
その一言で、
「医療事務も医療の一部なんだ」
と、初めて実感しました。
予約管理を任された頃、視野が一気に広がった
次第に、予約の入力や調整も任されるようになりました。
整形外科は、診察だけでなくリハビリで通院される方も多く、
一人ひとりの通院ペースを考える必要があります。
最初は緊張しましたが、
「この方は無理のない間隔で」
「今日は混みやすいから、少し余裕を持とう」
と考えられるようになると、仕事が一気に面白くなりました。
自分の判断が、診療をスムーズにしている
そんな実感が持てた瞬間でした。
会計・レセプトを任された時、「ここまで来たんだ」と思えた
今では、会計やレセプト業務も担当しています。
もちろん、最初から一人で任されたわけではありません。
何度も確認し、先輩にチェックしてもらいながら、少しずつ覚えていきました。
この業務を任された時、
「自分はもう“未経験”ではないんだな」
と感じました。
知識だけでなく、
患者さんとの接し方や、スタッフとの連携も含めて、
医療事務として成長できたと思えた瞬間でした。
未経験からでも、ちゃんと成長できる場所がある
整形外科の医療事務は、
最初から完璧を求められる仕事ではありません。
分からないことを聞いて、
失敗から学んで、
少しずつできることを増やしていく。
そうやって成長していける仕事です。
もし今、
「医療事務に興味はあるけど、不安がある」
そう感じているなら、
このストーリーの最初の自分を、少し思い出してみてください。
一歩踏み出した先には、
ちゃんと支えてくれる環境と、成長できる日々があります。



